MBA受験ではGMATからGREに切り替えるタイミングは非常に難しく悩ましいところであると思います。
先日のコラムでは600点以上とった後でスコアUPがのぞめない場合はスパッと切り替えた方が良いと書きました。では、そのタイミングはいつなのかについて私見を書きたいと思います。もちろん答えありませんので、一つの参考までにして頂ければと思います。
GMATとGREの受験回数制限から考える
皆さんご存知のことではありますが、GMATは年間5回、生涯8回までの受験制限、GREは年間5回までの受験制限があります。ここで重要なのは、GREも年間5回までの受験制限がある点です。生涯回数に制限がないことはメリットでありますが結局年間で受験できる回数は限られているのです。その年度にIntakeしようと思っている受験生の方にとっては生涯受験回数はあまり重要ではありません。5回の中で仕留めないといけないからです。
そうなると、GMATとGRE両方すべてで10回受験できるのでGMATの受験5回分を敢えて捨てる必要はないかもしれません。GMAT5回使い切ってGREという流れが機会の損失が少ない方法かと思います。
GMATとGREの難易度から考える
よく巷で言われているのが、GMATよりGREの方がスコアをとりやすいということは耳にされたことがあると思います。もちろん人による部分はあるかと思います。しかしながら、GMATのverbalのCRとGREのCRはGMATの方が難易度が高いですし、Reading問題もGMATの方が難しいです。また、MathについてもGMATの方が難しいです。これらのことから、GMATからGREに移行した方が問題が解きやすい可能性があります。GREの単語問題はそれ用に対策すれば良いので、それ以外の部分はGMAT⇨GREがストレスなく移行できるかと思います。
結局どのタイミングが良い??
GMATを5回すべて使い切ってGREに移行するのが良いです。しかし、もうこれ以上やってもスコアがのぞめないようなケースもあると思いますし出願締め切りが差し迫っていたりするとそんな余裕がないケースもあります。そんな時は、GMATを連続で受験してしまいましょう。まぐれ当たりがあるかもしれません。GMAT受験回数が残っていてGREに移行するのは非常に勿体無いので、GREの勉強を開始しつつGMATをなるべく短いスパンで受験して5回すべて使い切って、なおかつまぐれも狙っていくのが良いかと思います。
